てんかん・けいれん
てんかんやけいれんは,大脳の電気的な活動が一時的に異常をきたすことで発生する症状です.突然意識を失ったり,体がガクガク震える様子を目の当たりにすると,ご家族が大変驚かれ,ご心配になることも少なくありません.
当院では,小児神経疾患の診療経験を活かし,てんかんやけいれんの原因を丁寧に評価し,お子さんにあわせた治療と経過観察を行います.「けいれんを起こした」「てんかんと診断されたが,心配が多い」など,ご相談がありましたらお伝えください.
てんかん・けいれんの症状について
けいれんやてんかんには様々なタイプがあり,以下のような症状として現れることが多いです.
よく見られる症状
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体がガクガクと震える(全身または片側)
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目が上を向く、焦点が合わない,呼びかけても反応がない(意識がなくなる)
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突然、力が抜けて倒れる
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体の一部が瞬間的にぴくつく
てんかん・けいれんの原因について
おこさんに起こるけいれんやてんかんには,さまざまな原因があります.
1. 熱性けいれん
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生後6か月~5歳ごろに多く,発熱時にけいれんを起こす
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予後は良好なことが多いが,繰り返す場合もあります
2. てんかん
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脳の神経細胞の機能異常によって,けいれんや意識障害などのてんかん発作を繰り返す
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遺伝的要因や脳の形成異常が疾患の原因になる場合もあります
3. その他の原因
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頭部外傷,脳炎・脳症,脳腫瘍,代謝異常など
てんかん・けいれんの治療法について
1. 原因の確認と精査
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脳波検査(当院で行い,検査当日に結果をご説明します)
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頭部MRI検査(連携病院へご紹介します)
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血液検査・代謝スクリーニング(必要に応じで高次病院へご紹介します)
2. 薬物療法(抗てんかん薬)
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てんかんの場合は,発作を予防する薬を毎日内服します
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定期的に効果や副作用を評価しながら調整
3. 熱性けいれんへの対応
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予防のための治療が必要な場合は,坐薬(ダイアップなど)を処方することもあります
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基本は経過観察ですが,必要に応じて脳波検査などを行うことがあります
